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DynaMed エディトリアル・ポリシー
情報の信頼度(Level of Evidence)の設定

信頼度の高い情報の選定、臨床的評価

■ Level of Evidence(信用度レベル)

臨床的な情報は、科学的根拠に基づき評価されることではじめて有用性が実証されます。 既存のDynaMed の内容に影響を与えない情報に関しては、日常的に選定・選定を繰り返しても、意味のないことになります。

研究方式・サンプル数の規模などは、既存のDynaMed のコンテンツと比較して、 その情報が最も有用な実証データとなり、更新に値するかどうかの判断基準として親しみやすいものです。 情報自体が、既にDynaMed に収録される情報のレベルに満たないものは、その時点で選定の対象から外されます。

DynaMed コンテンツの更新に使われる情報は、熟考の末選定された最も有用な実証データです。 そして、それらの情報には下記の3段階の信用度が付与されます。
最高レベルの評価を受ける情報は、高度な批判的評価方式(Evidence-Based Medicine Working Groupにより確立された科学的根拠に基づく試験方式)に満足する内容のものです。
方式上、評価対象の情報に臨床上影響が懸念される欠点が発見された場合、その情報には最高レベルは付与されず、その欠点が注意書きとして記載されます。

DynaMed にはわかりやすく信用度(Level of Evidence)が付与されているため、最も有用な情報かどうか素早く判断することができます。

信用度(Level of Evidence)は、以下の3つに分けられています:

Level 1 (likely reliable) Evidence

患者志向の試験結果に基づく、最も信頼のおける情報であることを示す。 最低80%以上を検証したランダム化比較試験(RCT)、術後患者のコホート研究、編集チームによるレベル1基準の系統的な検証を行います。 レベル1基準を満たすことで、その情報がそれら試験結果を満足し、信頼度の高さが証明されたことを意味します。

Level 2 (mid-level) Evidence

患者志向の試験結果・科学的手法に基づくが、研究結果がレベル1基準を満たさないもの。 ランダム化比較試験(検証追跡率80%以下)、無作為(ランダム化)でない比較研究、適切な基準の無い診断学的研究である場合などを示します。
レベル2の場合、情報が必ずしも信用のおけるものではないことを示唆します。

例)
"hormone replacement therapy was associated with reduced cardiovascular events in large cohort studies (level 2 evidence), but then shown not to be preventive (and possibly increase the cardiovascular risk) in randomized trials (level 1 evidence)"
(「ホルモン補充療法は大規模なコホート群研究法の結果、心血管疾患発症の減少に関連していたことを示した(レベル2)
が、ランダム化比較試験では予防効果は認められなかった。(心血管疾患のリスク増大の可能性あり)(レベル1)」)

Level 3 (lacking direct) Evidence

患者志向の試験結果、科学的手法に基づかない研究結果であるもの。症例報告、専門医の意見、科学的手法によらない、憶測・推定による結論付けをするものなどが含まれます。


■ Recommendations(推奨レベル)

推奨レベルについては、以下のいずれかを付与しております。

  • Grade A recommendation (一貫した、質の高いエビデンス)
  • Grade B recommendation (不整合、または限定されたエビデンス)
  • Grade C recommendation (直接的なエビデンスを欠く場合)

この枠組みを、正式には「the Strength Of Recommendation Taxonomy (SORT)」と呼びます。
詳細はAm Fam Physician 2004 Feb 1;69(3):548-56.に記載されております。

米国予防医療専門委員会(USPSTF:The United States Preventive Services Task Force)では以下のような異なった勧告を策定しております。

A recommendation

USPSTFが強く推奨するもの。予防サービスの利益と害の大きさのバランス(正味利益)が充分(substantial)である。

B recommendation

USPSTFが推奨するもの。正味利益が適度(moderate)である。

C recommendation

特にUSPSTFとして推奨をしないもの。正味利益が小さい(small)

D recommendation

USPSTFが利益がないか、潜在的に有害であると判断したもの。

I recommendation

USPSTFとしてエビデンスが不十分なもの。勧告を行うには充分なエビデンスが欠如している。



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エビデンスに基づいた医科学情報(EBM Information)
DynaMed 編集チーム(Systematic Literature Surveillance)
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